オタマトーンは、音符の形をしたかわいい電子楽器で、YouTubeなどでも演奏動画が話題ですよね。
ですが、いざ購入しようとすると「通常版」「デラックス(DX)」「テクノ」「neo(ネオ)」「メロディ」など種類が多くてどれがいいのか迷ってしまう方も多いでしょう。
結論から言うと、オタマトーン初心者には手頃でカラーバリエーション豊富な通常版(スタンダード)がおすすめ。一方、もっと本格的に演奏を楽しみたい中級者には大型で演奏しやすいデラックス(DX)かテクノが最適です。また、小さなお子様向けや手軽なギフト用途には、あらかじめ曲が収録されたメロディも候補になります。
この記事では、「オタマトーンはどれがいい?」という疑問に答えるために、全モデルの特徴や違いを徹底比較します。初心者・中級者それぞれにぴったりのモデルや、各製品の口コミ情報も紹介しますので、ぜひ購入の参考にしてください!
- 各オタマトーンの種類と違い
- 初心者・中級者向けのおすすめモデル
- オタマトーンの機能や特徴が比較
- 自分に合ったオタマトーンの選び方
オタマトーンどれがいい?まずは初心者・中級者へのおすすめ結論
初めてオタマトーンを手にする方にとってどれがいいか悩んだら、まずは以下のポイントを押さえておきましょう。
- 初心者には通常版が無難: 初めてなら価格が安く気軽に遊べる通常サイズのオタマトーンがおすすめです。スタンダードモデルは2千円台から購入でき、色やキャラクターコラボも豊富なので、自分の好きなデザインを選べます。「とりあえず試してみたい」という場合にピッタリです。多くの入門者が選んでおり、Amazonのレビューでも「手頃で可愛い」「家族で楽しめる」と評価されています。
- 本格的に演奏したいならDXかテクノ: 音程をしっかり合わせて曲を演奏したい場合や、大人の趣味としてじっくり練習したい場合は、オタマトーンDX(デラックス)またはテクノがおすすめです。これらは本体が大きく作られており、音階を抑える距離が長いぶん指を細かく動かしやすく、安定した音程で演奏できます。実際に「デラックスにしたら音が合わせやすくなった」という声もあります。価格は高めですが、演奏のしやすさを重視するなら検討しましょう。
- メロディは小さなお子様やコレクション向け: 自分で演奏するのではなく、収録曲を流して遊びたい場合にはオタマトーンメロディがあります。キーチェーン程度のミニサイズで、ボタン操作だけで童謡やアニメ曲など有名なメロディを演奏可能です。小さなお子さんへのプレゼントや、オタマトーングッズを集めたいコレクターに向いています。ただし、自由に演奏することはできないのでご注意ください。
まずは以上が簡単な結論ですが、次章では各モデルの詳細な違いを見て、自分に合ったオタマトーンはどれなのかをさらに深掘りしていきます。
オタマトーン全モデルの特徴と違いを徹底比較
現在市販されている主なオタマトーンは、以下の5種類です。
- オタマトーン(通常版) – スタンダードな定番モデル
- オタマトーンDX(デラックス) – 大きく演奏しやすい上位モデル
- オタマトーン テクノ – DXの機能にスマホ連携を加えたモデル
- オタマトーン neo(ネオ) – スタンダードのサイズでスマホ対応したモデル
- オタマトーン メロディ – プリセット曲を演奏できるミニモデル
まず、メロディ以外の4モデル(通常版、DX、テクノ、neo)について、主要な仕様の違いをまとめた比較表をご覧ください。
モデル | 通常版 (スタンダード) | DX (デラックス) | テクノ | neo (ネオ) |
---|---|---|---|---|
サイズ(高さ) | 約27cm(小型) | 約44cm(大型) | 約44cm(大型) | 約28.5cm(中型) |
重量 | 約200g | 約700g | 約760g | 約260g |
音量調整 | 2段階切替(小・大) | 無段階ダイヤル | 無段階ダイヤル | 2段階切替(小・大) |
電源 | 単三電池×3本 | 単三電池×3本 / AC電源対応 | 単三電池×3本 / AC電源対応 | 単三電池×3本 |
イヤホン端子 | なし | あり ※スピーカー音も出力 | あり(接続時スピーカーオフ) | あり ※スマホ接続端子兼用 |
スマホ連携 | 非対応 | 非対応 | 対応(OTM Link) | 対応(OTM Link) |
主なカラー展開 | 非常に豊富(白黒ピンク他、コラボ多数) | 2色+限定版(例:カービィ) | 2色(黒/白) | 2色(黒/白) |
実勢価格 | 約¥2,500前後 | 約¥6,000前後 | 約¥7,500前後 | 約¥3,500前後 |
※DXのイヤホン端子はヘッドホンを挿しても本体スピーカーから音が出る仕様です。テクノはイヤホン接続時に本体スピーカー音がオフになるため、静かに練習したい人はテクノ一択です。また、neoの端子はスマホ接続用の4極プラグ対応となっており、通常のイヤホンも使用できますが主な目的はアプリ連携になります。
上記の表を見ると、サイズや機能面で各モデルに明確な違いがあることがわかりますね。それでは、それぞれのオタマトーンについて特徴を詳しく解説していきます。
オタマトーン(通常版)の特徴と口コミ
オタマトーンの通常版(スタンダードモデル)は、最も基本的なモデルです。本体の大きさは全長約27cm程度で、手に持って遊びやすいコンパクトさ。操作もシンプルで、シッポ(首)の部分を指で押さえ、口をパクパクさせるだけで音が出ます。
通常版は音量切替スイッチが「小/大」の2段階になっており、初めて触る方でも迷わず扱えるでしょう。電源は電池式(単三×3本)で、イヤホン端子やスマホ連携といった高度な機能はありません。
魅力はなんといっても手頃な価格と豊富なデザイン展開。定価は税込3,630円ほどですが、実売価格は2千円台前半と入門用に買いやすい設定です。色もホワイト・ブラックをはじめ、ピンクやブルー、イエローなどカラフルで、キャラクターコラボモデルも多数ラインナップされています。
カービィやくまモン、初音ミク、ハローキティ、歌舞伎、忍者、招き猫など、ユニークなコラボデザインは見ているだけでも楽しいですよ。
口コミでも「見た目が可愛くインテリアにもなる」とデザイン面の評価が高いです。一方で、演奏面については「音程を取るのが意外と難しい」という声も見られます。
見た目こそ子供向けのおもちゃ風ですが、狙った音を出すには大人でもそれなりに練習が必要です。しかし、その不安定さも含めて「ヘタウマな音が味になる」という意見もあり、家族や友人とワイワイ遊ぶのに向いています。まずは通常版でオタマトーンの楽しさを体感してみたい方に最適なモデルです。
オタマトーンDX(デラックス)の特徴と口コミ
オタマトーンDX(デラックス)は、通常版を一回り大型化した上位モデルです。高さ約44cmとかなり大きく、重量も約700gとずっしりしています(通常版の約3.5倍!)。サイズが大きい分、シッポ(演奏部分)の音階目盛りが長くとられており、細かな音程調整がしやすいのが最大の利点です。通常版では「ここかな?」と探りながら押さえていた音程も、DXなら狙った位置に指を置きやすく、演奏の安定感が増します。
また、DXは音量を無段階に調整できるダイヤル式ボリュームを備えています。通常版のように急に大音量になる心配がなく、好みの音量に細かくセット可能です。
さらに3.5mmのイヤホンジャックとDC電源端子も搭載しています。別売のACアダプターを繋げば長時間の演奏でも電池切れを気にせず遊べますし、外部スピーカーに繋いで大音量で鳴らすこともできます。ただし前述の通り、イヤホンを挿しても本体スピーカー音は消えない仕様なので、自分だけで静かに練習したい場合には不向きです。
DXは価格が定価9,350円(税込)、実売で6千円前後と通常版より高めですが、その分「演奏しやすい」「音が大きくてしっかりしている」と評判です。
Amazonレビューでも★4以上の高評価が多く、「音楽経験者ならすぐに感情豊かな演奏ができた」といった声もあります。大きなサイズゆえ存在感があり、キャラクターコラボは星のカービィVer.といった限定的なもののみですが、それでも「憧れのDXを手に入れた」という満足感はひとしおでしょう。本格的に曲を演奏してみたい方や、ライブパフォーマンスで使いたい方にはDXがおすすめです。
オタマトーン テクノの特徴と口コミ
オタマトーン テクノは、DXをベースにデジタル連携機能を追加したモデルです。外観サイズはDXと同じ約44cmですが、重量はやや増して約760g(内部基板の違いによるもの)。
基本的な演奏性や操作感はDXと同様で、大型ならではの押さえやすさ・弾きやすさがあります。その上でテクノ独自の機能として、スマートフォンとの接続(OTM Link機能)に対応している点が大きな特徴です。
テクノをスマホに付属の専用ケーブル(3.5mm4極ミニプラグ)で接続し、公式アプリ「オタマトーンStudio」を使うことで、新たな楽しみ方が広がります。
例えば、バイオリンやトランペットなど別の楽器の音色に変えたり、音程を自動補正したりエフェクトをかけたりと、アプリならではの機能が満載です。しかしAndroid版では音の遅延が大きく、思ったタイミングで音が鳴らない場合があります。現状ではiPhoneやiPadでの利用が無難でしょう。
テクノはDX同様にイヤホンジャック・DC電源端子も備えていますが、DXと違いイヤホン接続時には本体スピーカー音がミュートされます。夜間にこっそり練習したい時でもヘッドホンから自分にだけ音を出せるので安心ですね。
価格は定価11,000円(税込)、実売で7~8千円ほどとシリーズ最上位だけあって高め。しかし「色々な音で演奏できて面白い」「ヘッドホンで練習できるので助かる」といった評価があり、ガジェット好きや深夜に練習したい方にはピッタリのモデルと言えます。オタマトーンの可能性を拡張してとことん遊び尽くしたい中級者には、テクノが最有力候補でしょう。
オタマトーン neo(ネオ)の特徴と口コミ
オタマトーン neo(ネオ)は、2019年発売の比較的新しいモデルです。一言で表すと「通常版サイズでスマホ連携機能を付けたモデル」となります。サイズは通常版とほぼ同じ全長約28.5cm、重さ約260gと携帯性に優れていますが、テクノ同様にOTM Link機能を搭載しスマートフォンアプリ「オタマトーンStudio」に対応しています。つまり、小型ながらデジタル機能も楽しめるハイブリッドなオタマトーンです。
neoはスマホ接続用に専用ケーブルが付属しますが、DX/テクノとは異なりDC電源非対応(電池駆動のみ)です。またイヤホン端子も搭載はされていますが、スマホと接続する前提の4極タイプのため、実質的には外部スピーカーやヘッドホンを繋いで演奏を聴くよりも、アプリ連携目的で使う設計と言えます。そのため、静かに練習したい場合はスマホに繋いでスマホ側から音を出す(スマホにヘッドホンを挿す)形になります。
演奏面は通常版と同サイズなので、音程の取りやすさは通常版相当です。やはり小さい分だけ細かな音程コントロールは難しく、「音程がなかなか合わないけれどそれも味」と感じる声も。
一方で「電子音っぽい音色を変えられるのが楽しい」と、アプリによる音色変更を評価する口コミもあります。価格は定価4,950円(税込)で、実売は3千円台半ばと手に入れやすいのも魅力です。
テクノほど予算をかけられないけどスマホ連携を試してみたい方や、置き場所に困らない小さいモデルが欲しい方にneoは向いています。通常版では物足りないがDXほど本格的じゃなくていい、という中間層にフィットするユニークなモデルです。
オタマトーン メロディの特徴と口コミ
オタマトーン メロディは、他のオタマトーンとは少し毛色が違う玩具寄りのモデルです。全長わずか10cm弱程度のキーホルダーサイズで、バッグにぶら下げて持ち歩けるほど小さいのが特徴。
通常のオタマトーンのように自由な音階を奏でるのではなく、あらかじめ内蔵された曲のメロディを再生する仕組みになっています。本体のボタンを順に押していくだけで、「きらきら星」やアニメソングなど誰もが知っている名曲が演奏できるので、小さなお子さんでも簡単です。口パク機構もちゃんと備わっており、口を開閉するとビブラートがかかります。
収録曲は製品にもよりますが全10曲前後で、童謡やアニメ・ゲームの曲など子供が喜ぶメロディが厳選されています。曲数が多いため「飽きずに遊べる」という口コミが多く、デザインも小さくて「とにかく可愛い!」と評判です。
一方で、自分で音程を取って演奏するモデルではないため、「子供と一緒に演奏の練習を…という用途には向かない」との声もあります。どちらかと言えば「オタマトーンの曲が流れるマスコット」的な位置付けで、大人がコレクションしたりネタ玩具として楽しむ製品です。
価格も1個あたり1,500~2,000円程と安く購入できます。手のひらサイズで場所を取らないので、デスクに飾ってちょっと音を鳴らして癒されたり、子供へのちょっとしたプレゼントにも良いでしょう。
ただし楽器として演奏の練習をしたいならメロディではなく他のモデルを選ぶべきです。「まずメロディを買ってみたけど、やっぱり自分で演奏できるタイプも欲しくなった」という声もありますので、購入時は目的に合わせて選びましょう。
まとめ:あなたにとっての“どれがいい”を見つけよう
オタマトーンの全モデルについて、それぞれの特徴と違いを解説してきました。最後にポイントを振り返ります。
- とりあえず試すなら通常版: 安価でデザイン豊富。手軽にオタマトーンデビューできます。
- 演奏重視ならDX/テクノ: 大型で演奏しやすく、音量調整や外部出力も充実。テクノは静かな練習や音色変更も可能。
- スマホ連携を手軽に楽しむならneo: コンパクトさとデジタル機能のバランス型。中間的な遊び方に最適。
- 子供やネタ用途ならメロディ: ボタン操作で曲が流れるおもちゃ。可愛さ重視で、楽器というよりグッズ感覚。
「どのオタマトーンがいいか」は、あなたがオタマトーンで何をしたいかによって答えが変わります。ゆるく遊びたいのか、本格的に演奏したいのか、あるいはコレクションしたいのか──自分の目的に合ったモデルを選べば、きっと満足のいく相棒になるでしょう。
ぜひ今回の比較を参考に、お気に入りのオタマトーンを見つけてくださいね!そして可愛くて不思議な音色を存分に楽しんでください。
- オタマトーンには通常版、DX、テクノ、neo、メロディの5種類がある
- 初心者には価格が安く手軽に遊べる通常版がおすすめ
- 本格的に演奏したいならDXやテクノが適している
- DXは通常版より大きく音程が安定しやすい
- テクノはDXにスマホ連携機能を追加したモデル
- neoは通常版のサイズでスマホ連携が可能なモデル
- メロディは収録曲を再生するおもちゃ寄りのモデル
- DXとテクノは無段階の音量調整ができる
- テクノはイヤホン使用時に本体スピーカー音がオフになる
- neoはスマホアプリと連携し音色を変更できる
- 通常版はカラーバリエーションやキャラクターコラボが豊富
- DXとテクノはACアダプターに対応し長時間の演奏が可能
- メロディは小型で持ち運びやすく、子供向けのプレゼントに適している
- どのオタマトーンを選ぶかは用途や目的に応じて決めるべき
- 初めての購入なら通常版、演奏重視ならDXかテクノを選ぶのが無難